「保育士でおたより帳を書く時のコツは?」
- 保育士でおたより帳を書く時のコツ
- 保育士でおたより帳の書き出しの例
- 保育士でおたより帳を書く時の注意点
- おたより帳で使ってはいけない表現の例
をまとめました。
保育士でおたより帳を書く時のコツは?
丁寧な字を心がける
字で思いは伝わるもの。できるだけ丁寧な字で書く
「字が下手だから…」と心配しなくても大丈夫。
いくら字が上手な人でも、丁寧に書いていなければ、保護者には伝わるものです。
短時間で、おたより帳を書く必要があり、大変ですが、できるだけ丁寧な字を心がけましょう。
子どもの様子をできるだけ詳しく書く
子どもの様子が浮かんでくるよう詳しく書くようにしましょう。
その日の子どもの様子を、淡々と書くだけでは、うまく伝わりません。保護者は、子ども達がどんな風に園で過ごしたのか、知りたいもの。
例えば、「今日は園庭で遊びました。」だけでは、何をして遊んだのか、1人で遊んだのかなどが分かりません。
園庭で遊んでいた様子が、頭に浮かんできますよね。
文章の終わりが連続して同じにならない様に
「です」や「ます」を連続して書かない様にしましょう。
例えば、「今日は園庭で○○ちゃんと遊びました。二人で笑い合いながら楽しそうに追いかけっこをしていました。お給食もたくさん食べました。」
「~ました。」が続いて、読みにくいですよね。
下記のように書くと良いでしょう。
保育士側の気持ちなども入れると、より伝わりやすいです。
保育士でおたより帳の書き出しの例
- 給食を残した時
なぜ残したのか、どのくらい残したのかを具体的に書くといいでしょう。
残した理由を伝えることで、子どもの苦手な物を、保護者と共有できます。
また、どのくらい残したのかを把握することで、
「夕飯は少なめの方がいいかな」
「いつもより食べるかな?」
など、予測することができるからです。
- 友達に手を出してしまった時
どんな場面で、なぜ手を出してしまったのかを具体的に書くといいでしょう。
保護者は、友達と仲良く遊んで欲しいという気持ちがあるもの。
手を出してしまった、とおたより帳に書かれていると、とても不安になります。
理由が書いていないと、「どうして叩いたの?」と、子どもに問い詰めてしまう可能性もあります。
うまく言葉で伝えられず、手が出てしまうということは、大抵の子どもが通る道です。
「言葉でうまく伝えられない年齢なので、どのように伝えたら良いのか、園でも伝えていきたいと思います。」などと、保護者が、不安にならないように補足できると、なおGOOD。
- 何かできるようになった時
子どもの成長は嬉しいもの!保育者も一緒に喜びを感じていることを表現しましょう。
先にできたことを書くことで、「どんな風にできたんだろう?」と続きを読みたくなります。子どもの成長を一緒に喜んでくれた!というのは、保護者にとって、とても嬉しいことです。
- けがをしてしまった時
けがをした箇所や、原因を書くといいでしょう。
ここで気を付けたいことは、けがをしたときには、おたより帳だけでなく、口頭でも伝えた方が良いということです。
けがの具合にもよりますが、特に首から上のけがは気になってしまうもの。
文章だけだと、保護者は不信感を抱いてしまう可能性があります。
口頭でも伝えることで、「ちゃんと先生は見ていた」、と安心できると思います。
どんな場面で、どんな風にけがをしてしまったのか、詳しく伝えましょう。
- お願いがある時
お願いごとを一方的に書くのは、あまり印象がいいとは言えません。
最初に感謝の気持ちを伝える事で、相手はお願いごとを受け入れやすくなります。
保育士でおたより帳を書く時の注意点
ある程度、頭の中で、内容を決めてから書く
おたより帳を書く人数は、1人や2人ではありませんよね。
でも、1人1人に時間をかけるわけにはいきません。
また、ボールペンで書くことが多いもの。
間違えると修正テープなどを使うことになるので、あまりに訂正箇所が多いと、見にくくなってしまいます。
保育士でおたより帳で使ってはいけない表現の例
子どもが悪い、というニュアンスが伝わるような書き方は止めましょう。
この説明だと、保護者は、自分の子どもがおもちゃを取ったせいだ、と受け取りかねません。
実際はそうかもしれませんが、責められている感じがしてしまいます。
そんな時は、このように書くといいでしょう。
だいぶ印象が変わると思います。
先生がちゃんと見てくれていた、きちんと対応して解決できた、と伝わるので、保護者も安心するでしょう。
上から目線になるような言葉遣いには気を付けましょう。
保護者との関係性や、保育者の年齢にもよりますが、できるだけ丁寧な言葉遣いを使うように気を付けましょう。
これでは、威圧感があり、嫌な印象を受けてしまいます。
園での活動でこんな時に大変です、と具体的に書き加えるだけで、保護者は子どものために「結ばなきゃ」と思うものです。
お願いごとも受け入れやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
- 保育士でおたより帳を書く時は、丁寧な字で子どもの様子を詳しく
- 文字の終わりが連続して同じにならないように
- 文章の書き始めは、書く内容によって工夫を
- 子どもが悪いと受け取られるような文章や、上から目線のような言葉遣いは避ける
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