「保育士と幼稚園はどっちが大変?」
- 保育士と幼稚園のやりがい
- 給料の違いを比較
- 保育士か幼稚園か選ぶ時のポイント
をまとめました。
目次
保育士と幼稚園はどっちが大変?
どちらも大変さはある!
保育士と幼稚園の先生って似ていますよね?
確かに、子ども相手という点では一緒ですね!
でも、
- 保育園が福祉施設
- 幼稚園は教育機関
実は、国の管轄も違うんですね。
- 保育園は厚生労働省
- 幼稚園は文部科学省
免許も別物です。
もちろん、子どもの対象年齢も違えば、活動内容も異なるためですね。
それぞれの大変さについてお話をしたいと思います。
- 小さな命を扱う保育園
保育園の特徴の1つといえば、乳児クラスがあることです。
0から2歳までの小さな子どもを預かっています。
中には生まれて半年ほど、やっと首がすわった頃の赤ちゃんを預かることもあります。どの年齢でも命の重さは同じですね。
でも、生まれて間もない赤ちゃんを保育するのは、とても責任が重いことです。保育士は小さな心使いが必要ですね。
子どものことをよく見ていないと、思わぬ事故に繋がることがあります。
小さな命が失われることだってあるかもしれません。
言葉を話せない小さな子を相手にするからこそ、常に気を張って過ごさなければいけないんですね。
- 仕事量が多い幼稚園の先生
幼稚園の先生はとにかくやることが多い!
はっきりと忙しいです。
園バスがある場所では、朝の出勤時間は7時頃のところもあります。子どもがきたら自由遊び。
自由といっても、放置をするのとは少し違うんです。
子どもたちのやりたい遊びができるよう、必要なものを考えて出したり、自分自身も思いっきり走って遊びますよ!
片付けをしたらクラス活動の時間です。
専任の先生が付いていないところでは、担任が
- 跳び箱
- 縄跳び
- 鉄棒
などを教えることも
- 制作活動
- クッキング
をすることもあり、やることはさまざまです。
どれにでも対応できないといけませんね。
お弁当を食べ、子どもたちが帰るまで、休憩はなし!!
幼稚園の先生は体力勝負ですよ。
保育士と幼稚園のやりがい
保育士
子どもの成長を長く見守ることができる
0歳からってことは、卒園までに6年もの長い時間を、保育園で過ごすことになります。
保育士はそ生まれてから、ランドセルを背負うまでの過程を、家族のように身近で見守れることができます。
保育の時間が長い分、幼稚園よりも、たくさん見守ることができますね。
保護者との関係・関わりが多い
最近、“モンスターペアレント”という言葉が増えましたよね。
でも園や先生を支えてくれるのも、保護者です。
専業主婦(夫)が多い幼稚園に比べて、保育園には共働きの家族がいっぱいいます。
社会人として、経験豊富な保護者がほとんどなんです。
保育士は毎日、保護者と日誌でのやり取りをします。
園ではこんなことができました。
おうちではこんなことができました。
どんなに小さな成長でも、一緒に分かち合う機会が多いのは嬉しいものです。
子育ての経験を活かせる
保育士と言えば専門職!!
当然“保育士”と名乗って働くには国家資格が必要です。
しかし、最近では、働くお母さんたちのニーズに合わせて、保育園の形も様々になりました。
資格を持っている人が〇名いれば、無資格の人も働けるという基準が設けられている場所もあります。
つまり、資格がなくても働くことができるんです!!(違い③)
- 「今までの子育ての経験を活かしたい」
自分の人生経験を仕事に生かすことが出来るのも、保育士のいいところですよ。
幼稚園の先生
一人担任が大きなやりがいに
幼稚園の先生は保育士と違い、1つのクラスを1人担任制がほとんどです。
1人でやるので気楽なところもあれば、プレッシャーになる部分もありますね。
クラスがどうなっていくのか・・・が全て担任の手に委ねられています。
- 今月の歌
- クラスの装飾
- 活動の内容
全てを自分で考えてクラスを運営していかなければいけません。
複数担任の保育士とは、違う部分でもありますね。
クラス運営を任されることが多い幼稚園だからこそ、
子どもたちと心が1つになれる瞬間があります。複数の担任が入る保育士にはない魅力ですね。
生活リズムが整いやすい
幼稚園でのお預かりの時間は基本的に9時から14時。
預かり保育を行う園が多くなりましたが、別の専門教員をおいている園がほとんど。
その分、担任の先生は、午後の時間をつかって、明日の準備をしています。
- 早番
- 中番
- 遅番
などのシフト制ではないので、1日の生活リズムが整いやすいのも特徴です。
子どもがいる時間が決まっているので、出勤時間も退勤時間もだいたい同じ時間です。
長期休みが取れやすい
また嬉しいポイントとしては、夏休みなど。長期休みが取れることです。
小学校と同じで子どもたちがいない期間があるってのは、働く側からしたら大きな違いです。
場所によって異なりますが、子どもが夏休みの間は、先生もずっと休みにしている園もありますよ。
給料の違いを比較
保育士
- 国が保育士の待遇改善へ
保育士不足が問題になっていますね。
離職をする大きな原因の1つは、“給与”の問題がおおきいんです。
子どもが好きで、楽しいけど、労働と賃金が割に合わない・・・
最近は、問題解決に向け、市区町村・都道府県が様々な対策をとるようになりました。
- 補助金・手当が多い
保育士の賃金問題を受けて、東京都では平均給与を2~3万円程上げたそうです。
- 額が大きいのが“家賃手当”
保育業界ではでないことが普通で、1人暮らしをすると、本当に生活が苦しい!!
ですが、東京都の市区町村によっては、毎月8万円出るところも!!
毎月の給料とは別に、家賃手当が8万ももらえたら、とても助かりますよね。
いろんな対策のおかげで、今は幼稚園教諭より、保育士を希望して就職する学生が増えてるんです。
- 幼稚園よりは残業が少ない
どの職業でも残業ってつきものですよね。
保育士にも残業はありますが、幼稚園教諭に比べると少ないかと思われます。
理由の1つは、1人担任ではないところが多いから。
自分のシフトが終わる時には、そのまま帰るという流れにたどり着くこともできます。
幼稚園
- 大きな待遇改善の波はきてない
保育士には様々な手当・補助金が渡されるようになりましたが、幼稚園の先生にそのようなものは特にないんです。
幼稚園教諭にとって、家賃8万円というのは、夢のまた夢。
国からの支援が少ない分、
公立か法人化している幼稚園をねらうと、待遇も安定しやすいですね。
- ボーナスがいいところも
毎月の手取りが少なめでも、ボーナスの時にたくさん貰えたら、嬉しいですよね!!
例
毎月の手取りは15万円
でも、
年間でボーナスが約5ヶ月分
ってケースもあり、年収としては悪くないってことも。
給料の形は園によって全く違います。
気になる方は、就職を考えるときに、しっかり見ておくのが良いでしょう。
- サービス残業が当たり前
保育士と違い、幼稚園の先生は残業があることが当たり前です。
行事前には最長で21時~22時まで職場に残ることだってあります。
特に運動会シーズンはとても忙しいですよ。
12時間以上働くことが当たり前のような毎日でも、残業代はつかないことがほとんどです。
また、自分の
クラスの仕事は、家に持って帰ってやることも当たり前なんです。
1日中仕事に追われているのに、残業代がつかないのは正直いたいですね。
保育士か幼稚園か選ぶ時のポイントは?
保育士を選ぶべき人
子供の成長を長く見たい人は保育士
- 3,4,5歳を見るだけでは物足りない!!
- 0歳から幅広く見たい!!
って人は保育士に向いてます。
また、小さな子どもを見る経験は、自分が子育てでもしない限りなかなかないですよね。
自分の中の“子ども観”を養っていきたい人にもオススメできます。
家庭の雰囲気を大切にしたいなら
保育園は幼稚園に比べて、制作の時間やクラスの集まりの時間が少ないです
(特に乳児クラス)
幼稚園が教育機関であるのに対しで、保育園は福祉施設だから。
長い時間を園で過ごす子どもたちには、家庭らしい雰囲気のなかで生活をして欲しいですよね。
忙しい現場ではなかなか難しいですが、本来あるべき姿を目指すことが大切ですね。
幼稚園を選ぶべき人
やりたい教育が決まっている人
自分が魅力を感じた場所で、こういう風に子どもと接したいというめあてが
はっきり決まっている人!!
自分に合う幼稚園を見つけて働くのがおすすめです!
幼稚園選びの怖いところは、自分の考える子どもへの対応と、園の方針が異なっているときです。
自由が利く時期に働く
正職員が多い幼稚園の先生。
家庭との両立・特に子育てとの両立は、なかなか難しいものですよ。
自由が利く時期に働くことが、大切かもしれません。
比べて保育士は、パート採用の枠もたくさんあります。
融通が効く働き方をしたいなら、保育士の求人の方が見つけやすいですね。
まとめ
- 保育士も幼稚園教諭も1番のやりがいは子どもと関わること
- 給料が厳しいのはどちらも同じ!でも時代は保育園の支援に傾く
- 自分の性格・やりたいことに目を向けて就職先を決める
今の園がつらい人へ
保育園が合わないだけかも <PR>
・自分が出しにくい環境
・ドロドロした人間関係
園を変えるだけで、過ごしやすさがガラっと変わるんです。
もし、今の園がつらいなら、別の場所で過ごす自分を想像すると、悩みが消えてるかも。
すべて自分でやろうとせず、まず保育士求人のプロに頼ると、安心です。
登録や相談もタダです!
↓↓↓
スポンサーリンク