保育士でクレームが怖くて辞めたい
- 保護者からのクレーム内容
- 保護者の苦情のうまい対応
- クレーム対応時にやってはいけないこと
をまとめました。
保育士で保護者からのクレームが怖くて辞めたい理由
保育に集中できない
保護者からのクレームを気にしながら保育をすると、目の前にいる子どもたちのことに集中できません。
「保護者に何か言われないか」
と常に頭に中で思い悩んでしまい、不本意な保育になりがちです。
精神的に疲れてしまう
常に考えたり悩んだりしてビクビクしていると、心がとても疲れます。
クレームを気にするあまり、他の先生の保育の仕方や行動も気になり、もめてしまうことにも。
仕事が楽しくなくなる
保育をしていても、目の前にいる子供たちより保護者のことばかり考えていると、自然な笑顔が出てこなくなってしまいます。
笑えないと
- 楽しめない→つらい
と心へ悪い影響も出てきて、仕事への意欲がなくなってしまいます。
保護者からのクレームの内容
- 「我が子が1番!」な保護者
我が子がかわいい!と思う気持ちが強いために、理由がどうあろうと
「うちの子は悪くない」
と主張する保護者の対応は、とても大変。
また、
- 親の都合で遊ばせたくない子どもを要求されたり
など、自分勝手な親も中にはいるんですね。
逆に、仲良くしたい子どもがいると、保育士に
「どうしてうちの子と遊ばないのか?」
とクレームをつけてくるのです。
- 子ども同士の問題が、保護者同士のトラブルに発展
思いっきり遊ぶので、ケンカもしょっちゅうありますが、翌日にはころっと仲直りなんてことは日常茶番事。
でも、子どもが親へ話をすると、
「なんてひどいことを!」
って、子どもから聞いた話だけで判断して、怒りをぶちまけてくる保護者も。
もちろん、子どもなので自分の都合よく話すことも多く、真に受けてしまうと、大変。
保護者同士が子どものトラブルを大きくしてしまうケースは多いんです。
そのため、ささいなトラブルでも、連絡帳や電話連絡をすることが不可欠なんですね。
- 園の方針に納得いかない
実際に合った例として、
毎年行われる運動会では、リレーが花形種目。
↓
アンカーの男の子2人が肘で相手を押したため、納得のいかない終わり方
↓
子どもたちの体力も限界に近づいていた為、やり直しはせず運動会は終了
ですが、後日、押された子の母親が園に対してクレームをいってきたのです。
- 園長
- 担任
- 押してきた子の保護者
- 押された子の保護者
の4者で話すことになったのですが、どちらの母親も気が強く、にらみ合うほどの大変な話し合いでした。
保育士の苦情のうまい対応
落ち着いて話しを聞き、ゆっくり話す
人は感情的になると大声や早口になりがち。
同じハイテンションで話すと、余計に保護者をいらだたせてしまうことに。
理不尽なクレームを受けると全否定したくなりますが、あえて平静を保ち落ち着いて話しましょう。
否定やあいまいな言葉は使わない
いくら理不尽なクレームだとしても、否定することで保護者の怒りを増長させてしまいます。
そして、あいまいな言葉も相手に考えや思いが伝わりにくいので、保護者を納得させることができません。
落ち着いて、頭の中で言葉を選びながら伝えることが大切です。
お互いに納得できる結論を出す
クレームや要求にできることできないことがあります。でも、感情的になって「無理です」と言ってしまうと保護者は納得しないでしょう。
まずは、
- できることを丁寧に話し
- 次にできないこと・その理由をきちんと伝える
ことが大切です。
そして最後に
など信頼感を持っていただける様な言葉を添えましょう。
クレーム対応時にやってはいけないこと
保護者のクレームを受け入れない
何も受け入れてもらえないことで、保護者は更に感情的になってしまいます。
まずは話しをじっくり聞きましょう。例え、保護者が理不尽なことを言われても、まずは相手の気持ちに同調しましょう。
お互い感情的に話す
お互いに感情をむき出しにしてしまうと、落ち着いた話し合いになりません。
感情任せに話を進めては、ただのケンカになってしまいます。
とにかく、心も表情も冷静さを保つことが大切です。
自信のなさを見せる
今は昔と違って先生の立場が弱く、保護者がクレームを言いやすくなっています。
そんな時、弱々しい様子を見せてしまうと保護者は
「こんな自信のなさそうな先生に、子どもを任せて大丈夫?」
と余計に保護者を不安にさせ、更なるクレームにつながりかねません。毅然とした態度を見せましょう。
- 保護者の雰囲気も園で違う
日々の保育をこなしながら、色々なタイプの保護者の対応は本当に大変。
納得いかないことがあっても、とにかく冷静になり、1つ1つ誠実に対応し問題をクリアにしていきましょう。
真摯な姿勢を見せることで、信頼感を持ってもらえるでしょう。
ただ、
悪い状況が続く
余計にこじれる
などの場合は、保育に集中できなかったり、心身に影響してしまいます。問題が多く出ている場合、転園考えても良いかもしれません。
園によって、保護者の雰囲気が違うので、自分の合う場所で働くことも大切です。
まとめ
- 保護者からのクレームの根本的な原因は「我が子が1番!」の気持ちが強すぎるため
- クレーム対応はとにかく冷静になることが大切
- クレーム対応は感情的にならず毅然とした態度で
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