「保育士になりたくない!」
- 就職したくない理由
- あきらめる前に考えること
をまとめました。
保育士になりたくないと思ったきっかけ
- 保育実習で大変さを目の当たりに
実習を重ねる度に、だんだんと具体的な仕事内容が見えてきます。
そして、仕事の大変さや責任の重さを痛感してしまうことがあります。
よく保育の仕事を知らない人に、子どもと遊んでいるだけで楽そうと言われたことがあります。しかし、大きな間違い。遊びを広げながら、子どもたちとコミュニケーションを取ることは大切です。
加えて、お母さん的な役割を担い、生活面での成長や人格形成に重要な時期をサポートしていく大事な仕事があります。
一人ひとりの成長に合わせた目標を立て、子どもの成長を促していく役割が想定を超えて、重荷になってしまうこともあります。
- ニュースで見る保育士の現状
最近は、待機児童の問題で、よくニュースで保育園や保育士について、取り上げられるようになりました。
騒音問題などがいい例ですね。
ニュースを目にしたときに、
- 過酷労働
- 賃金の低さ
- たくさんのトラブル
を悪い姿だけ想像し、断念してしまうこともあるのではないでしょうか。
- 保育現場の声
大学の先輩や実習先の先生など、現場の声を聞いて、保育士になることをためらう人もいるのではないでしょうか。
連絡ノートや成長の目標や記録などの書き物の多さ、日々の保育や行事の準備で残業したり、持ち帰りの仕事などです。
そして、
- 保育園内の人間関係
- 保護者との連携
など、頭を悩ませている先輩たちが多い現状です。
実際の現場の声を聞くことで、不安も倍増してしまいそうですよね。
- 人前に出る恥ずかしさ
子どもたちのリーダーとして、前に立ってピアノを弾いたり、手遊び、ゲーム、お遊戯のお手本をしなくてはなりません。
時には、大勢の保護者の前に立つ機会もあるでしょう。大学でもそのようなことを想定し、授業の中で人前に出て、発表することもあるのではないでしょうか。
堂々と発表できる人を見ていて、私は緊張してうまく表現できないし、保育士に向いていないなどと思ってしまうかもしれません。
実際に就職したくないと思う、具体的な理由はなんなのでしょうか?
就職したくない5つの理由
職場内の人間関係
現在は、男性保育士も増えてきましたが、まだまだ女性の多い職場です。
女性が集まると、人間関係のトラブルは多い傾向があります。
ちょっとしたことがきっかけで、主任や園長に嫌われ、輪から外されてしまったりすることも。いくら子どもが好きで、仕事を続けたいと思っても、辛くなってしまうでしょう。
命を預かる重い責任
保育園での事故のニュースも見かけます。小さな子どもの命を預かる仕事です。働く保護者が安心して、預けることができるような環境づくりに、努めなくてはなりません。
子どもに怪我をさせてしまったり、最悪の場合、死亡させてしまうことは、決してあってはなりません。
子ども同士の引っかき傷や噛まれてしまった跡など、首から上の怪我は、すぐに病院を受診し、保護者に謝罪をします。そのため、常に目を光らせておかなければなりません。
責任の重さが、保育士を遠ざけてしまう原因になりかねません。
隣の芝は青い
子どもが好きだからといって、保育士しか選択肢がないわけではありません。
実習や経験談を聞いて、違う形で子どもと関わりが持てる他の仕事に、目を向けることもあるでしょう。
絵本会社やおもちゃ会社、子ども服やグッズ販売などです。必ずしも保育士という職業を選ばなくても、「子どもに関する仕事ができればいいと」他の仕事に目を向ける場合もあるでしょう。
でも、楽な仕事なんてないって点は、頭に入れておきましょう。
労働条件や環境
保育士不足によって、休みが少なく有休を取りづらいです。
また、給与の低さが原因になることもあります。やはり、労働環境が整っていなければ、
どんなに仕事内容が魅力的でも、就職をためらってしまう気持ちもわかります。
仕事の膨大さ
保育の時間以外にも残業をしたり、持ち帰りの仕事など多くあります。
膨大さに少ない休みを削られてしまうことへの恐れから、保育士を諦める人もいるでしょう。
仕事を効率よくできないと、睡眠時間やプライベートの時間も減り、
体力的にも精神的にも辛いと感じてしまうかもしれません。
あきらめる前に考えること
働いてみないと分からない
ニュースや現場の経験談を聞いて、不安が増すこともあるかもしれません。でも、働いてみないことには、分からないことが多いです。
今は、書き物が多いことを、改善しようと減らしている園もあります。パートさんを増やして、人数不足に対応し、作り物などの作業を分担するなど、負担を軽減するための工夫を行っているところもあります。
園によって環境はさまざま
多少の人間関係の問題はどこもあると思いますが、全ての園がドロドロしているとは限りません。
やはり、職員の人数が多ければ多いほど、職員同士が心を通わて、仕事をするには時間を要します。
- 保育園Aの場合
勤務時間もバラバラ、担当クラスも多く、土曜出勤のによる平日の代休などの理由で、一日まったく見かけない先生もいました。
とくに乳児と幼児クラスは、ほぼ接点がなく、コミュニケーションが取れるようになるまで、半年くらいかかりました。
- 保育園Bの場合
ほぼ勤務時間が同じで、預かり保育をやっていても担当者がコロコロ変わりました。
通常保育後には、職員室で、誰とでもコミュニケーションを取ることができる環境でした。人間関係を良好に築きやすく、働きやすい環境であると感じました。
園の環境によっても変わってくると思います。また園見学の際に、施設の設備はもちろんですが、職員同士連携し、和気あいあいと保育をしている様子が見られたら、安心できるでしょう。
正直、場所によって全然違うんですね。
どう学んだことを生かすか考える
大学で授業や実習などで、保育についてたくさん学んできたことを、無駄にしてしまっても、いいのでしょうか。仕事は自分のやりたいことをするのが
1番だと思います。1度は、保育士を目指して保育科に入学しました。人から聞いた情報だけで保育士の夢を諦めてしまっては、勿体無いと思います。
保育士の資格は、一生ものです。卒業後に他の職業についたとしても、1度は働いてみることをお勧めします。
資格を生かせる場所を広げる
保育士の資格を持っていれば、様々な場所で働くことが出来ます。
- 企業内にある託児施設
民間の企業が運営していることが多いので、労働環境が幅広いです。
- ベビーシッター
家庭内でお預かりするサービスです。
病児保育では、施設内で預かる場合とご自宅を訪問する場合とがあります。
- 学童保育
- 児童館
- 乳児院
- 児童養護施設
など保育の経験がないと就職が難しいところもあります。
でも、まずは保育園に勤めてみて、自分にはこの先続けていく自信が持てなくなったとき、
他にも選択肢があることを知っておくことで、心に余裕ができるかもしれません。
まとめ
保育士といった職業は、子どもの命と安全を守り、責任の重い仕事だと感じるかもしれません。
でも、子どもとの信頼関係や絆、成長を傍で見られることの幸せ、毎日を子どもと過ごす充実感など、お金には変えられない多くのかけがえのない経験を、させてくれます。
改めて一度、保育士に向いているか、診断チェックしてみてもいいですね。
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