「保育士の体調不良で退職する理由は?」
- 保育士の体調不良で退職する理由
- 体調不良で休むと迷惑がかかるワケ
- 休めない時の対処法
- 体調不良で辞めたほうがいいい例、悪い例
がわかります。
目次
保育士の体調不良で退職する理由は?
うつ病
女の世界で精神的に追い詰められやすい
男性の保育士は、まだまだ少数のため、保育の現場は女の世界であります。
そのため、女性特有の人間関係のトラブルが多く、一緒に組む先輩や上司からいじめられる話をよく聞きます。
厳しい指導、陰口に耐えながらの保育。また、機嫌によってコロコロ言うことが変わるような上司だと、顔色を伺わなければなりません。
相当なストレスになり、うつ病で体調を崩してしまうことも。
保護者との関係で、悩むことも
保育士は、子どもだけでなく、保護者と良い関係を築くことも、重要な仕事。
でも、言葉が足らずで、ちょっとしたことでこじれやすいもの。
また、子どもを思うばかりに
- 無理な要求をしてきたり
- 理不尽なクレームを言う
保護者も多いです。
クレームがストレスとなって、精神的に辛くなってしまうこともあります。
体力がもたない
疲れが蓄積されていく
子ども相手に、一緒に遊んだり走り回ったりする保育士。
プラスして、
- 早番や遅番で生活のリズムが不規則
- 日誌や週案・月案の事務仕事
- 壁面製作
と持ち帰りの仕事も多く、1日で疲れがとてもたまります。寝ても疲れがとれず、蓄積されていくばかりです。
休まる時間がないので、心にも余裕がなくなる
1日ごとに蓄積されていく疲労。週末でとろうと思ってもできないことが多いです。
土曜日の勤務や、行事前には休日出勤。週末にゆっくり休むこともできません。
疲れがたまって免疫力が低下していると、体調を崩し、病気につながる保育士も多いです。
腰痛
抱っこにおんぶの負担で腰痛に
保育園では、子どもを抱っこしたりおんぶしたりするのは、1日に何回もあることです。
- お迎えが来るまで泣いている
- なかなかお昼寝できないとおんぶで寝かせる
こともす。
0歳児・1歳児は、抱っこにおんぶで、前にも後ろにも子どもを抱えている
3歳~5歳は、抱っこやおんぶが少なくなっても、目線を合わせるためにかがむ
など、腰にかかる負担は大く、無理して、体を壊してしまう保育士もいます。
また、保育士は力仕事がいっぱい。
- テーブルの出し入れ
- 布団を敷いて畳んで片付ける
- お昼寝中には草取り
- 雪が降れば雪かき
運動会や発表会の時期になれば、練習のために大道具の出し入れを毎日するようになります。
コルセットを巻いて仕事をしている保育士もいっぱいいるのです。
腱鞘炎
ピアノが原因で腱鞘炎に
ピアノが得意であれば、練習はあまり必要ではないです。でも、苦手な人はたくさん時間をかけてピアノの練習をします。
行事などの特別な曲のほかにも、季節で歌う曲が変わります。そのため、ピアノの練習量も多くなり、腱鞘炎をおこしてしまうこともあります。
抱き上げる時にも手に不可が
子どもを抱き上げることは、腰のほかに手にも負担がかかります。1回だけならちょっとのことでも、1日に何度もあるので大きい負担に。
治すためには腕を使わないのが一番ですが、それもできません。ごまかしながら使った結果、
「動かせなくなるほどの激痛になってしまった」
って人もいます。
子どもから菌をもらう
園内は菌が多く、体調を崩しやすい
保育園に通う子どもの保護者は仕事をしています。そのため、
「子どもがちょっと風邪をひいた」
理由では休めません
そうすると、園の中はいろんな菌でいっぱい。咳や鼻水、くしゃみによだれと菌に感染しやすいのです。
子どもが感染するよりも、大人が感染するほうのが、治るまでに時間がかかってしまうもの。
体調不良で休むと迷惑がかかるワケ
- 人員不足で職場が回らなくなるため
保育業界は基本的に人不足で、どこの園もギリギリの人員で回しています。
また、
- 行事前で忙しい時期
- 複数の先生が病欠や代休でお休み
だったりすると人手が足りないことも。
余裕がない現場なので、今度は自分が休むことで迷惑をかけてしまうと思い、休めなくなりますね。
- 有休が取れないほど、代わりの職員がいない
有休は、もちろん制度としてはありますが、人手が足りずなかなか休めない状況にあると、有休で休みづらくなってしまいます。
使うにしても、
- 熱が出たなどの病欠
- 自分の子どもの体調不良
の時くらい。
そして、周りが有休を使わないと自分も休みづらくなりますね。
「体調不良で休みたい」
「ちょっと休みたいな」
くらいでは使えないのが、暗黙の了解なんですね。
体調不良でも休めない時の対処法
休職制度を使う
ストレスが原因の場合は、長期にわたって体調不良が続くことが多いです。
その場合は、仕事から離れることが必要です。それも、1日2日でどうにかなるものではありません。
多くの園では、休職制度があるので、利用するのもひとつの手。
ちゃんと病気などが確定すれば、健康保険から傷病手当で給料をもらいながら、休めます。
でも、休職中は給料が減るため、経済的な部分でよく考えて利用しましょう。
保育士の体調不良で辞めたほうがいいい例、悪い例
辞めたほうがいいい例
職場の環境が悪すぎる
うつが原因の場合は、休みを取って快方に向かったと思っても、環境を変えないと再発することがほとんどです。
公立や、私立でもいくつも系列の園があるなら、転勤などもあります。
でも、基本的には、同じ園の職員とは辞めない限り、ずっと付き合いが続くものです。
辞めないほうがいい例
- 具体的な改善の余地がある
転職するにしても、短期間で何園も転々としているより、1つの園の在職期間が長いほうのが、雇う側としても印象がいいですし、安心できます。
だから、できれば辞めたくないのが現状。腰痛など完治が望める体の不調なら、休職制度や有休を使って休み、復職するほうがいいでしょう。
また、園としては人手不足もあり、優秀な人材は手放したくないので、退職を申し出ても引きとめられる可能性も。
待遇の改善など具体的に改善があり、条件に納得できるのであれば退職しないほうがいいです。
でも、具体的に動いてくれないのであれば辞めることが、今後の保育士人生につながるかも。
働きやすい園もたくさんあるので、場所を変える選択もアリですね、
まとめ
- 保育士は体も心も酷使するので体調を崩しやすい
- 基本的に人員不足なので簡単には休めない
- 休職制度を利用してみることも考えてみる
- 職場の環境と自分の状態で退職するかしないか決める
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