- 保育士がうつ病で退職しやすい4つの理由
- うつ病後に復帰する時のポイント
- うつかなと思ったらする対策
をまとめました。
保育士がうつ病で退職しやすい4つの理由
人間関係を築くのが難しい
保育園はよく、「女性の職場」と言われます。そして、
女性が多いからこそよくある派閥問題。
働き始めたばかりの頃は、毎日が必死ですよね。そのため、派閥の存在に気が付かないものです。しかし、少しずつ慣れてくると同時に、見えてきてしまうんですよね。
○○先生と××先生は仲が悪いなど、他の先生の悪口を聞かされたり・・・。
新人保育士にとって、先輩保育士の言うことには、
- うなずく
- 同意する
しかありません。なので、気が付くと派閥の一員になっている、ということがよくあるんです。
一員になってしまうと、対立する派閥の先輩達とは、良好な人間関係を築くのが難しくなることが多いのです。
でも、実際に中立の立場というのは難しいものなんです。中立でいるからこそ、味方をしてくれる先輩がいない、と孤独を感じるケースもあります。
仕事量が多く休めない
保育士の仕事というと、子どもと遊ぶのが仕事でしょ、と言われることがあります。しかし、実際には「デスクワークの方こそ仕事」、といってもいいくらい、大変なんですよね。
書類の量は多く、
- 日、週、月案
- 年間カリキュラム
- クラスだより
などがあります。加えて、
- 運動会やおゆうぎ会など行事の準備
- 毎日の活動準備
なども、やらなければなりません。
子どもと遊んで、疲れているなかで、書類を書いたり、製作の準備をするんです。
なので、残業なんて当たり前。就業中に終わらなければ、家に持ち帰って仕事をするのも当たり前。
保育園でも、家でも仕事漬けになると、休む時間が減っていきます。そして休む時間がなくなれば、当然、心も体も壊れていってしまうんですよね。
やりがいを感じられない
保育士を目指す人の理由といえば、子どもが好きだから、が一番多いのではないでしょうか。
「子どもとたくさん触れ合いたい」
「保護者からも信頼される保育士になりたい」
など夢にあふれて保育士デビューしますよね。しかし、実際の現場は思っていたものと違うこともあります。
- 保育士同士の派閥
- 多すぎる仕事量
- 保護者からのクレーム
大変なことが続くうちに、
ふと気が付くと
「なんで保育士になったんだろう」
と、思ったりするんです。
保育士という仕事に、やりがいを感じられないと、いろんなことが辛くなるんですよね。
うつ病への理解が得られない
退職する理由として、うつ病への理解が得られない、というのも大きな要因になります。
保育士には、責任感が求められますよね。うつ病は、まじめで責任感の強い保育士がかかりやすい、「こころの病気」なんです。
でも、
「気持ちの問題でしょ」と、理解が得られない
↓
無理をして働く
病気を分かってもらえず、症状が悪化してしまった。そして、退職するしかなくなった、というケースがよくあるんです。
保育士がうつ病後に復帰する時のポイント
働き方を相談する
仕事に復帰しても、以前と同じ生活に戻ることで、再発する恐れがあります。完全に治った、とはっきり言えないところが、うつ病の怖いところなんですよね。
常勤で頑張ることにこだわらず、パートや非常勤として、少しずつ復帰していくというのもいいでしょう。
自分なりのペースで働かせてもらうことはできるか、職場に相談してみましょう。
小規模園に復帰する
うつ病後に別の保育園へ復帰するなら、院内保育園や、人数の少ない小規模保育園がいいでしょう。
行事の少ない園の方が、精神的にも体力的にも負担が減るんですね。
無理せず、自分ができる限りでの仕事ができるよう、考えてみましょう。復帰する際には、うつ病のことをしっかり話し、あらかじめ理解を得ておくと働きやすくなります。
うつ病かなと思ったらする対策
- ストレスチェックをする
自分のストレスがどのくらいあるのか、チェックしてみましょう。
ストレスの度合いを数字にすることで、「自分はこんなにも辛かったんだな」と知ることができます。自分自身を理解することが、何よりも大切なんです。
- 言葉にしてみる
うつ病は、こころの病気です。なので、自分の努力や時間の経過で治るものではありません。まずは、つらい状況を信頼できる友人や、恋人、家族に話すことからはじめましょう。
また、できることであれば、職場の先輩や同僚に話すのが一番です。
「うつ病かもしれない、なんて言ったら職場に迷惑をかけてしまう」
と思うかもしれません。ですが、何よりも「理解を得る」ことが、うつ病対策の第一歩なのではないでしょうか。
- 病院へ行く
うつ病の自覚症状があれば、なるべく早く病院へ行って受信しましょう。症状の中には、頭痛やめまいなど、カゼのような身体的症状もあります。
ですが、うつ病は精神疾患になります。はっきりとした理由がなく、2週間以上続くのであれば、すぐ心療内科を受診しましょう。
専門の医師に相談し、適切な治療を受けることが必要になります。
- 仕事を休む
無理をして仕事をすると、症状が悪化してしまう可能性があります。辛い表情をした先生を見るのは、子どもたちも辛いんです。
保育士には責任感の強い人が多く、自分が休むと周りに迷惑がかかる、と思う人も多いんですよね。でも、保育士の代わりはいても、自分自身の代わりはいないですもんね。休むことは、何も悪いことではないんです。むしろ、大切なうつ病対策なんです。
- 環境を変える
うつ病になる大きな要因には、ストレスがあります。
- 人間関係
- 仕事量
- 環境
が合ってないと、負担がかかります。
働く場所を変えることで、ストレスの原因がなくなり、症状が改善されるケースもあります。なので、保育園を変えてみるのも1つの対策になります。
まとめ
- 人間関係や仕事量の多さによるストレスでうつ病になりやすい
- 復帰するときは無理せず、自分のペースで
- うつ病かなと思ったら相談し、適切な治療を受ける
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