「保育士の主任になりたくない原因は?」
- 保育士の主任になりたくない原因
- 主任のきつい仕事内容の例
- 保育士の主任の園での役割
- 主任をやりたくないと思った時の対策
をまとめました。
保育士の主任になりたくない原因は?
現場保育士の指導ができるか不安
主任保育士は、現場の保育士で最も上の立場。
人手不足で、新人保育士でも主任を任されることもあるんですね。
後輩保育士に対して、指導はできても、先輩保育士に対して指導なんてできるのか。
角が立つような指導をすれば、文句や陰口を言われてしまう可能性があります。
角が立たないように、言い方を変えなければいけません。
園長と現場保育士との板挟みになりそう
園長と現場保育士の間の懸け橋になっている主任保育士。
園長からの要求はまず、主任保育士に伝えられます。
現場保育士たちへ卸すときに、
「無茶を言わないでほしい」
などと、猛反発に合うこともあります。
間にはいることで、メンタルが消耗することを考えると、なりたくない保育士も多くなりますね。
仕事量が増える
通常の保育に加え、シフト管理や園長の補佐など、主任保育士の業務は多岐に渡ります。
子どもの保育できる時間が、短くなることも考えられます。
主任保育士になれば、何の為に保育士をしているのか考え込んでしまうかもしれません。
また、主任保育士の仕事が務まるのかなど、不安は考えれば考えるほど大きくなるばかりです。
保育士の主任のきつい仕事内容の例
- 全職員のシフト作成
毎月、シフトを組まなければいけません。
また、子どもの登園・降園に合わせて早番・遅番を組み合わせて平等な勤務になるように調整しなければなりません。
シフト作成のような「マネジメント業務」が一番大変な仕事になるのではないでしょうか。
一般企業でいう管理職を担う主任保育士。
マネジメント業務がうまくいかなければ、離職や人間関係の悪化に繋がります。
働きづらい環境になる為、保育士から反感を買われるかもしれません。
緊張しながらの業務になってしまい、メンタルももちませんね。
でも、毎月しないといけない業務なのです。
- 園行事の企画・運営
行事が1つ終われば、次の行事がやってきます。
保育士は準備で大変です。
企画と運営を行うのが、主任保育士の仕事です。
うまくいかなければ、園の行事が台無しな結果となるかもしれません。
子どもの成長の為に行事をしたいのに、それどころではなくなってしまうことも。
リーダーシップを発揮しながら、園行事の企画・運営を行わなければいけません。
成功すると、達成感に満ち溢れます。でも、失敗すると、園の印象にも関わる大きなミスになります。
- 園長のサポート
園長の業務も多岐に渡ります。園の施設長であり、責任者です。
その園長の下に、主任保育士が働いています。
主任保育士は、現場保育士をまとめる管理職的役割を果たさなければなりません。
また、主任保育士は、認可保育園でしか存在しません。
人数の関係で、園長か保育士だけしかいません。
そのため、認可外保育士は、園長が主任保育士の仕事をすべて行ってるんですね。
認可外保育園での園長の業務は、激務ですよね。
園長の業務を主任保育士に卸しているという感じであれば、イメージがつきやすいのではないでしょうか。
つまり、主任保育士は園長の仕事をお手伝いしています。
園長のスキルがない場合、いつしか園長の仕事もしている主任保育士も。
業務がガラッと変わるので、ついていくのが大変ですね。
保育士の主任の園での役割
- 園長をサポートし全体を見渡す
主任保育士は保育士のトップとして、まとめる役割があります。
それだけではなく、保育園全体を把握する必要があります。
クラス担任ではなく、フリーの保育士として保育にはいらなければいけません。
また、保育士の悩みを聞いたり、園長のサポートをするためには、保育園全体を把握し、見渡せるような存在でなければなりません。
- 保育園全体のリーダー
保育園全体を見渡して、把握しなければならない主任保育士。
保育園の運営は園長が行っていますが、運営に基づいて率先して主任保育士が動けば、現場保育士も動きます。
保育士、園のリーダーとして、主任保育士は機能する必要があります。
- マネジメント業務の管理職
保育園のマネジメント業務を行わなければいけない主任保育士。
シフト作成からはじまるマネジメント業務は、保育士たちが円滑に働くためにはなくてはならない業務です。
管理職としてマネジメント業務を行い、保育園全体の管理を園長のそばでしていく役割があります。
保育士の主任をやりたくないと思った時の対策
同年代の現場保育士に相談
自分には主任保育士は務まらない
と考えるあまり、やりたくないという気持ちが強くなるかと思います。
大切なのは、自分を客観的に捉えること。
- 周りからみて自分はどう思われているのか
- 主任保育士は務まるのか
相談してみましょう。
後輩保育士に相談しても、
「先輩なら、大丈夫です!」
と返答されるかもしれません。
でも、本心かどうかはわかりません。
先輩保育士に相談しても、親身になって話を聞いてくれるかもしれませんが
「え?あなたが?私の方が経験はあるはずなのに…。」
と主任保育士に就任する前に反感を買われてしまうかもしれません。
また、同世代のほうが、本音を言い合えるので、同年代保育士に一度相談してみましょう。
現場保育士とコミュニケーションを積極的にとる
主任をやりたくないと思っても、周りの支援があれば、主任をしようと思えるかもしれない。
心配なのは、周りから「あの人に任せたくない」と言われるのではないかと不安に思っているからかも。
周りの思いや視線が気になるのであれば、現場の保育士と積極的にコミュニケーションをとってみましょう。
現場保育士が「任せたい!」と思ってもらえるなど、まわりとの信頼感が増すと、良い関係性のまま主任になることができます。
コミュニケーションをとり、距離を縮めておくことで、「話しやすい」という印象を持たれて、信頼関係もつくっていくことができます。
別の園での転職を検討する
今の保育園では、主任になる選択肢しかないかもしれません。
↓
心身ともに疲労
↓
充実した生活が送れなくなる
なんて悪循環のまま、保育士を続けるのはつらいですよね。
主任を押し付けられるような園は、余裕がない現場がほとんど。
新しい保育園で事情を話せば、現場保育士として、任せられる保育士として信頼をおけるかもしれません。
充実した生活を送るために、心身ともに健康で過ごすために、転職も視野にいれるのもアリですね。
まとめ
- 園長と保育士の間で板挟み状態になりそう
- 仕事内容は、シフト作成や園長のサポートなどのマネジメント業務
- 主任は全体を見渡すリーダー的存在
- 周りへの相談、転職を検討する
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