保育士にならない理由は?

保育士になりたくない人

 

  • 進路変更した人の割合
  • 保育士にならないと決めたきっかけ
  • 一般企業に進路変更するメリット

をまとめました。

 

保育士が一般企業に就職する3つのワケ

  • 実習で現実を知ってしまう

現実を知る落ち込む
保育士養成校では、保育士や幼稚園教諭免許取得のために、一定期間の実習を行わなくてはなりません。

  • 子どもが好き
  • ピアノも弾ける
  • 製作物を作るのも得意

と意気込んで入学して、勉強を重ねていきます。でも、いざ現場の実習へ向かうと、
心が折れてしまう人が多いんですね。

  • 職場内の雰囲気に慣れない
  • 予期せぬトラブルの仲介
  • 帰宅後の指導案や日誌書き

のほかにも、実習中は掃除や、園に関する仕事を任されることも多いです。

約2週間の実習を終えると、理想と現実の差を感じ、保育士になることをやめてしまうというケースも多いようです。

そのため、免許を取得しても、一般企業へ就職するという進路変更をする割合も高いんですね。

 

  • 給料や待遇が心配
  • 残業や行事ごとに休日出勤
  • 自宅で持ち帰りの仕事

など、大変な仕事内容です。

やはり、気になる待遇や賃金がネックになっているようです。

 

  • 体力面の不安

子どもと接する仕事となると、体力面も不安でになります。

長く続けたいけど、歳をとったらきつそう

先々を考えると、続けていけるのか心配になってしまうんですね。

初めから、一般企業に就職し、安定をはかるという方も少なくないのではないでしょうか。

 

進路変更した人の割合

  • 資格者の3分の2が保育士をしていない

保育士をやらない割合
2015年10月で、潜在保育士が76万人いるというデータがでています。

保育士登録者数は約119万人、勤務者数は約43万人であり、潜在保育士(保育士資格を持ち登録されているが、 社会福祉施設等で勤務していない者)は約76万人

潜在保育士に関する関係資料(厚生労働省)

登録者が119万になので、約3分の2の保育士資格の取得者が働いていないんですね。

  • 資格を持っているだけ

って人が半数以上いるんですね。

卒業後に、進路変更して、

  • 一般企業へ就職した人が多い

ということが言えます。

 

保育士にならないと決めたきっかけ

自分には無理だと思ってしまった

保育の現場は子どもだけでなく、保護者や地域の方々の協力の元で運営されることが多いです。

例えば、運動会となると、

  • 出し物の準備
  • 小道具の作成
  • 日々の練習

など、忙しい通常の保育にプラスして、やることが増えていきます。

また、保護者とのやりとりをしなければならず、いろいろと苦言をいう方もいるんです。

色々な人との対応に追われるうちに、精神的にバランスを崩してしまうというケースも少なくないようです。

 

本当に好きなことか疑問になった

四六時中、子どもと接し過ごしていかないといけません。危険なことをしたら、叱ったり目を配ったりと、常に気を遣う職業です。

就職活動中の余裕がない中で、

  • 本当に子どものことを好きなのか
  • 私に合っている職種なんだろうか

と思い悩み、保育分野から離れてしまう方もいるんですね。

どんな仕事も最初はうまくいかないことは、当たり前です。

でも、厳しい仕事内容だからこそ、就職する前に、

  • 保育士をあきらめる

って決断をする人が多いんですね。

 

一般企業に進路変更するメリット

  • 安定した生活を送りやすい

保育士から一般企業へ行く人の目線

  • 私生活の充実
  • 激務ではない仕事内容
  • 給料が平均より高い

など、理由はさまざまですね。

一般職に進路を変更する人は、まず生活を安定させたいという気持ちが強いんですね。

結婚や出産など先を考えたときに、

「やっぱり無理かな」

と感じてしまうんです。

プライベートの生活も安定させたいと思うと、過酷な現場へは行きたくないって気持ちになるんでしょうね。

現場で目の当たりにした現実や責任をもって仕事できるのか、不安だらけになるのは当然です。

でも、

  • まずは、保育士を目指した時の気持ちを確認
  • 保育士にしかできない仕事
  • 資格を生かしたいという思い

をみんなはじめから持っていたはずです。

一生続けることはできなくても、

保育士をしていた期間は、一生の宝物になります。

  • 実習で感じた達成感
  • 自分も子どもと一緒に成長できた
  • 大変の裏にあるやりがい

などを少しでも感じたら、1度チャレンジをしてみてもいいかもしれませんね。

選択は、自分自身なので、まずは、

  • 今の自分が一番したい仕事は何だろうか

を考えながら、ベストな選択を見つけたいですね。

企業への意思が固いなら、面接理由が重要に

保育士が一般企業に就職する理由を話す

保育科から一般企業へ就職する場合、

「保育士資格を持ってるのになぜ企業?」

って突っ込まれる場合が多いです。

  • 「給料が安いから」
  • 「大変だから」

ってネガティブな理由だと、面接官もあまり採用したくないですよね。

保育士よりも自分を活かせる仕事が見つかった

って理由を伝えることが、面接に通るカギですね。

 

まとめ

保育士不足が取り立たされている現状で、保育士になる人材は、待機児童問題の解消にも役立つ貴重な存在です。

でも、自分の適性を考え、職業選択することが大切ですよね。

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