「保育士って3Kって何?」
- 3Kの意味
- 6kと新3kとの違い
- 保育士が3Kと呼ばれる理由
をまとめてみました。
目次
3K、6K、新3Kの意味と違い
3Kとは?
- 「キツイ・汚い・危険」
3つの頭文字を取って、3Kと呼ばれていました。
保育士や看護師、介護士など
肉体労働者の職場に対して使われることが多いです。
6K、新3Kとは?
- 3kに「帰れない・厳しい・給料が安い」を追加
新3Kとは3Kの3つに加えて 「帰れない・厳しい・給料が安い」 「気を遣う・きつい・帰れない」など、いくつかのバリエーションが存在するようです。
又、それらをまとめて6K、6K職場とも呼ぶこともあるようです。
保育士が3Kと言われる理由
キツイ
遊ぶだけが仕事ではない
保育士は、子どもと遊んでいるだけの仕事、楽しい仕事と思われている人も中にはいると思います。
でも、これからの未来を担う子ども達の命をお預かりしている場。
ただ、一緒に遊んでいるだけではありません。発達を促す活動を考えたり、書類を書いたり、子ども達の健康管理も行ったり、子どもだけではなく保護者対応もしなくてはなりません。
体力も精神もフルに使って1日中動き回っているので肉体労働だといえます。
汚い
おしっこ、うんちの処理は当たり前
仕事の中には、毎日保育室の片づけや掃除はもちろん、子どものトイレ・食事の援助もあります。
1日に数えきれないほどのおむつ替え、おしっこはもちろんうんちの処理もただ交換するだけではないですよね。子供の体調によって、便の状態も観察しなくてはなりません。
急な体調の変化により嘔吐してしまった後の片づけ・除菌作業も行います。汚いものを処理しなくてはならない仕事が沢山あると言えます。
場合によっては、保護者に伝えたり、
汚い仕事だけにとどまらないんですね。
危険
子供の事故を防ぐため、気を抜けない
危険なものを取り扱って仕事をするというよりかは、子ども達が危険な場面に遭遇して、けがや事故にあわないよう、回避するための対策を考えたり体をはって守ったり。
精神的にも体力的にも、キツイ部分がたくさんあるんですね。
保育士が6Kと新3Kに該当する理由
6K
6kの中でも、3kの「キツイ・汚い・危険」以外を説明します。
厳しい
やることが多すぎる
1日中、体を動かしながら笑顔で子どもや保護者に対応する。
けがや事故にあわないように注意して、食事・排泄・睡眠、1日に行わなくてならないスケジュールをこなしていく。
体力的にも精神的にも、厳しい職場で押しつぶされてしまうこともあります。
帰れない
勤務時間では終わらない仕事量
普段の保育内容に加え、年間スケジュールの中には入園式・夏祭り・運動会・発表会・卒園式などさまざまな行事もあります。
事前準備に追われそれだけではなく、日々の保育ももちろん、書類作成や作り物もあります。
そのため、残業しないと終われない状況も多々あります。
気を遣う
子どもだけでなく、保護者、職員と幅広い
日々、笑顔で子ども達に接し、笑顔で保護者に接し、笑顔で職員に接し、一言一言、失礼の無いよう気を遣って対応しなくてはなりません。
発言する前に一度、この言い方でいいのかなと考えてから、言葉にする作業って思っているよりも疲れるんです。
子どもや保護者だけでなく一緒に働く保育士同士のも気を遣います。
保育は、1人では絶対にできない仕事です。コミュニケーションをとって話したり考えたりする中でも、職員間の嫌な話が聞こえてきたら…どっと疲れちゃいますね。
新3K
キツイ
いろんな事に神経を使う
体力面も精神面も、フルで動かして働かなくてはならない保育士の現場。
- 体も動かすし
- 頭も使うし
- 書類も書く
など、すべての仕事ができていないと評価が下がることも。いろんな事に神経を張って仕事をしなくてはならない保育士。一言でいうときついです。
気を遣う
特に、保護者が大変かも
年々、保護者へのケアも重視されてきている保育業界。
「まだ、親になりきれていない親」
などと聞いたことがあると思いますが、
そのような親が保育園に預けに来た場合、日中の子どもの様子をお伝えしながら
- 自宅でお願いしたいことの説明
- 育児のアドバイス
- 保護者の悩み相談・愚痴を聞く
なども大切な役割です。デリケートな問題で保護者を傷つけないように、どう伝えたらいいのか考えたり信頼関係を築いていったりと気を張って対応していきます。
子どもよりも場合によっては、気を遣う仕事です。
給料が安い
過酷な内容なのに、賃金が見合っていない
1日中、汗水たらして子どもの命を預かり、保護者の話も聞いて書類や作り物をこなしていく。
大変であり、現代なくてはならない仕事なのに給料明細をみてがっかり。
昨今、ニュースでも取り上げてもらえるようになりましたが、仕事内容とお給料の比率があっていない保育士業界。
給料が安い理由で離職していく職員は、必ずいます。
しかし、やめたいけど次に転職する先がないのも事実。離職をしないで頑張っている職員がいるのも事実です。
まとめ
3K、6K、新3Kを保育士目線でまとめてみました。
とても、楽な仕事ではないことが分かってもらえたと思います。
少子化といわれている現在ですが、保育所だけを増やすだけでは問題解決にはなりません。働いてくれる保育士がどれだけ幸せに働くことができるのかをもっと考えていき、6K職場だと言われない日がくればいいですね。
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