- リストラが起きる訳
- 辞めさせられる理由
をまとめました。
保育士をクビになった理由
保育士の突然のクビなんてあるのでしょうか。それはどんな理由で起こるのか事例をご紹介します。
同僚からの告げ口
職場内の人間関係がうまく行かず、辞めさせられてしまうことが多いそうです。
同僚との関係が悪化し、結果的に、
相手から嫌がらせを受けるようになります。
主任や園長に、全ての責任を押し付ける形で、告げ口をされる機会が増えると、弁解しようとしても信じてもらうことが出来にくいです。
「職場環境を悪化させる」
という理由で、クビになってしまうパターンもあるのです。
子どもとの相性からくるクレーム
本人は一生懸命頑張って仕事をしているのですが、子どもたちの中には、どうも相性のあまりよくない子もいます。
「先生が怖い」
「嫌い」
と訴えることで、保護者のクレームにつながります。
職場から注意を受け改善しようと努力しましたが、なかなか保護者との信頼関係は修繕できず、クレームがエスカレートしてしまいます。
担任から外され、最終的にはクビにされてしまうパターンです。
リストラが起きる訳
保育士不足が問題になっている現在、強制的に退職させられる理由は一体何でしょうか。
- 保育園の経営上の問題
都心の保育園では、待機児童の問題を抱え、保育士不足と言われ続けています。
また、地方の保育園では、少子化が進んでいるのが現状があります。
幼保一元化によって、
- 認定こども園に子どもが流れる
- 入園者が減る
などは、経営する側にとって大きな問題となります。
園の収入の80%は人件費です。つまり、園児が減ってしまえば、園として人件費を削らざるを得ないのです。
経営上の問題から、リストラをしていくことになります。
- 保育士自身のミスの繰り返し
小さな子どもを相手にしているので、ちょっとしたミスが大きな事故につながり兼ねません。
何度もミスを繰り返していると
「保育士に適さない」
と判断され、クビを通告されてしまうこともあります。
- 職場内の人間関係
女性が多く、閉鎖的な環境になりやすいといった事情もあります。
職場内で人間関係の問題が生じやすく、同僚の保育士からの
「彼女は仕事に向いていない」
「職場の規律を乱している」
などと施設に提言することにより、クビのきっかけになりうるのです。
仕事が出来て、保護者や子どもたちから信頼や人気があっても、
主任や園長から嫌われると続けることができない場合もあります。
辞めさせられる前にできる対策
法的に違法な辞めさせられ方を避ける
- 不当解雇には負けずに対応を
- 主任や園長に嫌われる
- ミスが多く能力が劣る
- 保護者からのクレーム
- 経営上の問題による人件費削減
などの解雇の中には、
不当解雇にあたる場合もあります。
では、
- 不当なクビを避ける方法
- 相談すべき場所
を見ていきましょう。
- 保育労働相談
介護・保育ユニオンでは、様々な悩みを無料で受け付けています。
専門の相談員が職場での状況を聞いて、
労働法に基づいたアドバイスや、改善に向けたサポートをしてくれます。
- 弁護士に相談
不当解雇とネットで検索すると、1番に出てくるのが弁護士事務所のホームページです。
無料で相談できるところがほとんどですので、
法律のことは専門家にお願いしてみましょう。
辞めさせたいと思わせない対応
職場内でのコミュニケーション
日ごろから園長や主任をはじめとする同僚とコミュニケーションを蜜にとっておくことが大切です。
仕事が円滑に進むことにもつながりますし、いざと言うときに、
お互いに助け合えるような関係が理想です。
コミュニケーションをとっていれば、もし告げ口をされたとしても、
「あの先生がそんなことをするわけがない」
などと信じてもらうことが出来るし、味方になってくれるかもしれません。
保護者との信頼関係
子どもの親との関係は重要です。
笑顔で挨拶するだけでなく、園でのエピソードなど少し話すだけで、保護者はちゃんと自分の子を見てくれていると安心するものだと思います。
なかなか話す機会がなくても、子どもが楽しそうに園の様子を知らせてくれます。
子どもとの信頼関係を十分築いていれば、自然と親との関係も良くなるはずです。
園への貢献度
自分の担当しているクラスで、充実した保育をすることはもちろん大切です。
また、行事などで練習してきたことを十分に発揮し、成長した姿を保護者に見せることは、園に対して、
「私はこれだけ貢献ができる」
ということアピールできる機会であると思います。
園の環境や保育内容が充実するように、アイディアなどの意見を求められた際には、
きちんと自分の考えを伝えられる力も大切なことであると思います。
まとめ
待機児童問題で引く手数多の保育士業界。様々な理由で解雇されてしまう現実があります。
経営上の問題は防ぎようがないと思いますが、日ごろの立ち振る舞いによって突然の解雇を避けることもできると思います。
不当な解雇には、然るべき対応を取り、自分にとってマイナスにならないよう、新たな職場でも一生懸命保育に専念していきたいですよね。
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